先日4月22日に北九州市にて開催されました「大H州東方祭6」にサークル参加して参りました。
当日午前中はあいにくの雨模様でしたが、なかなか沢山の参加者さんが来られておりました。当サークルもコピ本既刊と色紙を頒布するだけの弱小サークルにもかかわらず、自サークルのものが全て頒布されきってしまうほどの盛況。ここまでになるとは予想外でした。
また、会場ではTwitterなどでお世話になっている「つきのゆき」の竜さんや「へ蝶々」のABOさんに初めてお会いするなどのこともありました。…すっかりこの際にスケブをお願いするのを忘れておりました。また別の機会にお会い出来るといいですね…、なかなか私が九州から出ないものでして。
お便りをいただいております。
大H州東方祭お疲れさまでした。今回初めて同人誌を読まさせてもらいましたがイラストが可愛くて、話も何か伝わるものがありとてもよかったです!またお会いできる日を楽しみにしてます!
ありがとうございます!今後も同人活動できるよう頑張りますなのです。頒布物も掃けたことだし、今度こそオフセットかせめてオンデマンド印刷で出せるといいな…。
ずっと紹介しようと思いつつ紹介文を書くのが億劫で延び延びになっておりました、デザイン書紹介コーナーです。
2011年12月にワークスコーポレーションから刊行されました「 アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集」。最近のコミックやライトノベルを中心に、様々な実作例をデザイナー別、各1ページずつに50音順にまとめています。模擬制作でなく、実際に商品として店頭に並んでいるデザインを見るというのはとても参考になります。
以前に誠文堂新光社より同様の本が出ているのでそれと比較してどうなのかというのが気になるかと思います。そちらと比較すると、収録されているデザイナーさんの人数、作例は本書の方がかなり多いです。また、50音順という体系的な収録も使い方によっては便利かと思います。しかし、本書では作例のバックグラウンドの解説はなく、また50音順といってもデザイナーを完全網羅はできようもないのでそのへんをどう考えるかという面はあるでしょう。
デザイン書としては3800円なので、結構がんばっていますが、高く感じるひとも多いでしょうね…。でもこれだけの作例を見られるのは貴重です。中身を確認して、納得されたうえで購入されるといいかもですね。
今回はこんな感じでいってみました。やっぱり「ディーエヌエー」には人一倍思い入れがありますので。しかし毎度更新は滞っているくせにこの日だけはきっちりやりますな私。アマノジャクな精神があるのかもしれません。
ま、そんなこんなで今年度もよろしくお願いします。
…改名しませんからね…。
当サイトはもちろん、いくつかに。
・Twitter bot「ジョイフルもみじ」の運用開始←これはたまたま開始を今日にしたという感じ。
・文々。新聞友の会さんのトップ画像のデザイン。
・東方久遠境2.0(仮)でちょっとネタ記事書き。
こういうときだけ動くのもちょっといかんなぁ、と反省したり。普段より活動できるようにがんばります…。
2012年がやってきました。去年は社会的にも個人的にも色々なことがありすぎて、のほほんで生きている私には辛い一年だったように思います。
そのあおりを受けてか受けずか、更新回数も非常に乏しいものとなりました。…どちらかというとtwitterのような存在が現れてきたことによる個人ウェブサイトの存在意義の変化によるものが大きいかもしれません。時代にあわせてやることを変えていかなきゃならないのかもしれないな…とも思っております。
ともかく、今年もよろしくおねがいしますなのです。
ウェブサイト更新用パソコンがダメになってしまっていてひと月以上更新できませんでした…。
なんとか新しいマシンを手配して、更新できたのは2月…。
いろいろ手間のかかるものも多くてまだ全部は載せきれておりませんが、わたしが同人関係でやったデザイン作業の一覧を載せています。どれもそれなりに思い入れがあるものばかりですので見ていただければ幸いです。
ちなみに新たな依頼も受け付けておりますので、見ていいなとおもったらメールなりついったーなりでご連絡戴けましたら嬉しいです。
まぁ、色々忙しかったのですよ。…今回はその忙しかった件の詳細などを。
11月20日に京都市みやこめっせにて開催されます「勧業祭2011」内の東方Project射命丸文オンリーイベント「第百二十六季 文々。新聞友の会」において、開催記念として頒布される「文々。新聞友の会のカレンダー」のデザインを行いました。素敵なイラストの邪魔をせず、おしゃれなものを目指してつくりました。他のイベントや同人ショップでも頒布されるので、ぜひ手にとっていただけましたら幸いです。
11月23日に福岡県久留米市の久留米市民会館にて開催されます東方Projectオンリーイベント「東方久遠境 転生/久留米」のデザインなどを行っています。
会場前に2メートルほどの看板が掲示されたり、ガイドブックに小ネタを色々仕込んだりと楽しんでおります。当日は一般参加300円と非常にリーズナブルですのでぜひ訪れてみてくださいませー。
実は上記の久遠境にサークル参加しているのですが、ちっとも頒布物が作れておりません…。今年はデザインだらけの年だったということであります。まぁ、当日は隣のスペース(京都文々。新聞社)のカレンダーを頒布する手伝いをやっていると思いますので、ある意味よかったりするのですが…。
そんなわけで色々の忙しさの報告でございました。
先日よりJR博多シティのJR九州ホールにて開催されております「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」に行って参りました。
入り口のJR九州のプラレールの展示を過ぎメイン会場へ入ると水戸岡鋭治氏の世界。会場の展示は大きく3つに分かれていました。
一つ目は、JR九州以外のデザインワークスのパネル展示。大きな面積は取られていませんが、なかなか興味深い仕事がたくさん。
二つ目はメインといえる展示、JR九州に関する仕事。アクアエクスプレスとレッドライナーからはじまって、最近の九州新幹線に関するものまで、あらゆるものが展示されております。車輌の座席、室内の調度品、車輌を構成する金属・木材などの素材。座席や床を構成する布地を集めてある場所では「ああ、この模様は見たことがある。これは見たことないけど面白いデザインだな」などと楽しんでおりました。
個人的には787系つばめのビュッフェのカウンターや、883系ソニックのリニューアル前のデザインの素材の展示があったのが嬉しかったです。
それから、まだ製作されてない「クルージングトレイン」のコンセプト展示も。陸上の豪華客船といった趣で、コースプランのパネルもありました。…この車輌が実現したとして、実際に乗れるのか…。
三つ目の展示は、ポスター類の展示。水戸岡氏の仕事の乗り物を最初にアピールしたのは、いつもあの鮮やかなイラストでした。あのポスターをみて、心躍らせた九州人は多いのではないでしょうか。
それから、和歌山電鐵の「たま」、阿蘇の「くろ」のイラスト類の可愛らしい展示も。
そして、一番奥にあったのは普段公開されていないという、博多駅南側を望める展望スペース。貴重な景色です。
それから、各展示スペースに入る前の部分にも、面白いものがたくさん。各車輌の図面類、ポートフォリオ。こんなものをよく公開したなぁと思います。
…以前も書きましたが私は、水戸岡鋭治氏の仕事を見てデザインの世界に入ったようなものです。鹿児島本線に「つばめ」が走り出したころ、鉄道にあまり興味を持っていなかった母が「凄くかっこいい電車が走っていた」といって興味を持つようになったのを見て、デザインの力を知りました。JR九州と水戸岡氏の仕事がなかったら、今の私はなかったでしょう。
そして、みなさんにもこの展示をみて、デザインの世界を見て欲しいなと思うのです。なにも難しいことじゃない。世の中にはデザインが溢れている。この展示は水戸岡鋭治氏の展示だけど、これを通じて他のデザインのことにも興味を持ってほしいと思います。
展示は今月24日まで。入場料は通常大人1000円だけど、JRのきっぷとかSUGOCAとか持ってたら200円割引になるそうですのでお持ちの方はお忘れなく〜。あと、駅3階改札口にもサテライト展示(右写真)がありますのでお忘れ無く!
今回はちょっとばかりデザイン関係の本を紹介してみたいと思います。…といってもウチなのでわりとくだけた感じの本ですが。
誠文堂新光社より発売された「漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン」という本。タイトル通り、主に漫画単行本の装丁を中心に1980年代後半から最近まで、デザイナー別に集めています。こういう切り口でデザインを集めた本はこれまで無かったので貴重です。
作品のイメージと合致していて、書店で他の本から際立っていて、「読みたい」という期待感を感じさせ、手にしたあとも書棚に置いていたいと思わせる。そういうデザインをするのは結構たいへんです。それを考えながら見ていると、やっぱり凄いなぁ、と思うのです。
そしてこの本のいいところは、様々なジャンルの作品の装丁を分け隔てなく収録していること。若干青年誌連載作品が多めの印象はありますが、少年漫画、少女漫画、BLや成年向け作品まで掲載されております。特に成年向け作品が掲載されているのは偉い。デザイナー側と編集側の双方が廃除しようとせず、ちゃんと日本の漫画の歴史のひとつとして扱っているのだと思います。特に5GASの宮村和生さんのデザインを集めた部分は凄い。あの「COMIC LO」(茜新社)の表紙を4ページに渡って掲載し、他2ページでも成人向け作品の表紙を堂々と載せている。流石です。
そして、デザイン書としてはわりあい安いのもポイント。税込2940円でほぼフルカラーというのはかなり頑張ってます。
ひとつ残念とすれば、この本の元になった「アイデア」誌の特集ではよつばスタジオの里見英樹さんが大きく取り上げられていたのですが、この本には全く収録されていないこと。里見さんのデザインは最近の漫画デザインの動向に大きな影響を与えていると思うので、しっかり入れて欲しかったなぁと。
まぁでも総合的にはとてもいい本です。デザインに興味のある方はもちろん、自分の同人誌のデザインをなんとかしたいなという人も参考に出来るかもしれません。ぜひぜひどうぞー。
いつも通りに、知り合いの方にへたれコピ本を押し付けておりました…。