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平成18年度あしや人形感謝祭レポート |
2006年4月29日、みどりの日。…そしてこの日はイメージキャラクターにローゼンメイデンを使ったあしや人形感謝祭の日。福岡県民としては行かねばなるまい、というワケで行って参りました。 なお同行者は水銀党員の機戦鎧獣殿です。それでははじまりはじまり〜。 |
快速電車に乗って、山を越え、トンネルを抜け、遠賀川を越えて、降りたは折尾駅。古風な駅舎を出てバスのりばへ…、なんだアレは? 程なくして芦屋行きバスが到着。この時は青い蒼星石バス(違)、経由地は頃末経由の[80]番。…あ、私が案内ページで写真載せれんかった奴だ…。 | |
バスが着いた所とそのバスの行先。…バスに乗り込む客層がなんかおかしい気がががが。 | |
バスに乗って30分弱、芦屋町役場前バス停着。 ………なんか…わらわら人の降りよる……。普通の町がアレな感じになってゆく瞬間です。 とりあえず即売会々場の町民会館にでも行きましょうか…と、てれてれ歩いていくと。 | |
…えーと。 こんな所で最後尾看板を見るとは思いませんでした。ここにローゼンキャラが無かったのは惜しい所…ってか一番後ろの人が持つ、という運用は一部方面を除いて普通はしないよなぁ。 そう、ここ芦屋では毎年夏に「砂浜の美術展」というイベントをやっているのです。そのPRも兼ねて今回はローゼンキャラの砂像を、ということのようです。 シルエットでもうお解りかと思いますが、…「くんくん」ですね。 | |
作業場所の傍らにあった、TV版設定資料の写しとコテの数々。 | |
さて、岡湊神社(おかのみなとじんじゃ)へやってきました。二礼二拍手一礼で参拝して…と。 実は私、ハマってる…というほどではありませんが、御朱印蒐集を出掛けた先でやったりしています(…御朱印がなにか分からん人はGoogle検索で「御朱印」でも)。 そんなわけで、ここ岡湊神社の御朱印をいただいて参りました。 | |
で、これが岡湊神社の御朱印。しっかりと平成十八年四月二十九日の日付が。 | |
…これ、確実にネタで貼ってますよね。だって水銀灯自体に「水銀灯」と表示することに何の意味が…(笑)。 …ちょっとトイレ。というわけで町民会館に戻りましょうか。その途中地元の人に声をかけられ、人形感謝祭の為に来たことなんぞを話していたのですが、会話の最後に…、 「普段静かな町なのに、若い人が沢山居てびっくりしました」 なんだかちょっと申しわけなく…(涙)。 | |
さて町民会館に戻ってみると、真紅バスが到着していました。折角ですので大きい写真で。JR九州バスの真っ赤なカラーリングになかなかマッチしてますな。赤の色合いと光沢が揃って無いのは惜しいのですが、ここだけシールなので仕方が無い。 くんくんの砂像はまだ制作中。目と鼻が出来ました。 | |
そんなこんなで神事の時刻。というわけで人が増えてきました。会場前のテントには人が入りきるわけも無く。 神事の前に宮司さんが挨拶。この祭の意義、遠方より来て下った方への感謝の言葉、そして芦屋は兵庫県だけじゃ無いんですよ、日本書紀にも載ってる地名でこっちの方が歴史があること…等々。最後に来賓の紹介がありまして(麻生太郎先生の秘書の方が参加されていた)、神事が始まりました。 | |
神事自体は当然ながらごく普通のもので、30分ほどで終了。写真としてはあまり代わり映えしないので、この一枚だけにしておきます。 神事の後に宮司さんがまた挨拶を。そのなかで印象的な言葉は、 「麻生先生はこのお祭りが大変お好きで」 というもの。…今回も参列したかったけれども、外務大臣という身で多忙な為断念されたとの事。ってことはアレですか、この祭に毎年ローゼンをキャラクターに使ってたらツーショットが見られる機会がそのうちあるという事ですか!? …ってか、今回参列してたらいろいろヤバいことになってた気が。 | |
真紅バスツアー記念で、なんじゃもんじゃを植樹するようなのですが…宮司さんがなんと、参加者の方が持って来られた真紅人形を借りられてツーショット!かなりノリノリでしたよ! しかもちゃ〜んとこの人形の事を「真紅ちゃん」って呼んでて何だか分かってらっしゃるし、「ホーリエ」なんて単語も自然に出てくる! 宮司さん、ローゼン読者だよ…。 しかし、戯れでつくった「笑い男風九州電波通ロゴ」をこんなところで使うとは思わなんだ。 | |
ちなみにこの日見かけたお人形さんは神事の雛壇上のと上の真紅人形、それから… | |
雛苺人形と、しーぽん人形。お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、雛苺が乗ってる鞄は…そう、あの鞄です。それから、黄色の髪の人形さんを鞄に入れてらっしゃる方も見かけたのですが…、多分こちらのサイトの方の観鈴ちんかな? | |
そして、ポスターの絵柄にもなってる場所での写真…!あ、ちなみに左の巫女さんは本職の方では無くてコスプレの方ですよ〜。 そういえばポスターでは省略されてますけど、ここの灯籠なんだか素敵ですよねぇ。 さて、右の写真は「芦屋釜」。これは600万円くらいのモノだそうで…。今回は行けませんでしたが、いつかは釜の里に行ってみたいなぁ。 | |
なんだかお腹が空いてきたので…どうしようか。やっぱり町民会館に戻るとしますか。くんくんの砂像は完成しておりました。この砂像、そばに悪書追放ポストが…。一緒に撮ると謎雰囲気に。 あ、パンの売りよる。カリカリモフモフ的なメロンパンでも買いましょうか(ゴメン別作品ネタ)…って、「JUMパンなのー!」って! 休憩場所で食ってると「萌えるゴミ!」という表記を見つけてメロンパン吹きました。 そういえばさっきからやたらとらのあなの袋を見かけると思ったら、ここの会場に置いてある袋がそれなんですよね…。道理で北天神でもありえないほどの密度でとらの袋持った人が居るワケだ。 | |
例のポスターのイラストがケーキに!このケーキ「写真ケーキ」というもので、北九州の戸畑にある「Miro」というケーキ屋さんがつくったそうです。絵の部分も食べられる素材らしいです。 ちょっと町を散策。下見で「食事中」の札が下がっていた模型店はこの時も「食事中」でした…もしかして朝から晩まで食事しながら営業してるのか…!? そうそう、お茶屋さんの窓に「トリニティ・ブラッド」のポスターが貼ってあって、なんでこんな所に唐突に貼ってあるのか?なんて思ってたのですけど、今調べてみたら原作者の故吉田直氏(2004年死去、享年34)がここ芦屋町出身なんですね。もしかしたら2005年のアニメ化の際は亡くなられた直後ということもあってかなりプッシュしてたのかも…。 件のチラシの裏を見たら7月1日から芦屋歴史の里にて吉田直氏の特別企画展示「スナオ展」というものをやるそうです。ファンの方は是非。 最後にちょっと鉄分高めなことでもやってみますかね。というワケで国鉄芦屋線の筑前芦屋駅跡の高浜町児童公園へ。ごめん機戦殿、鉄分無いのにこんな所に連れ回して…。 | |
ここに保存されているのはD60 61号機。いわゆる門鉄デフを装備したカマです。門鉄デフは軽快な感じになっていいですね。 正直状態はあまりよくありません。ナンバープレートはプラスチックで複製されたものだし、塗装は錆びたのを塗り直しまくってるのでかなり荒れています。 そうそう、ここの公園を掃除してたおじさんが「今日は汽車を見に来る人が多い」なんておっしゃってらしたのですけど…、鉄道オタとの掛持ちって結構多いのかしらん。 | |
上の碑文で気になるのは「C28型蒸気機関車が使用されていた」のくだり。誤植かなぁ…C58とか?筑豊地区も近いのでこのD60が使われててもおかしくは無さそうなんですが…。 そろそろ帰りましょうか。というワケで帰りは翠星石バス(違)で黒崎駅に。同行の機戦鎧獣殿は限界に達したのか車内で寝ておりましたとさ。…余談ですが黒崎駅周辺を見ると、高田慎一郎先生の「神さまのつくりかた。」を思い出しますな。 特急電車で博多まで。折尾に停まって、遠賀川を越えて…あっという間に芦屋町は遠くなってゆくのでした。 | |
感想のコーナー。 レポートの途中にも書きましたけど、ライトノベル作家の出身地で、その作品のポスターを貼ったり特別展示をしたりする、芦屋町はそんな所です。そういう下地が今回のイベントに繋がったんでしょう。 そしてホントに運営の方々は楽しんでつくってるな、と感じました。それも一部の人が暴走してやった企画では無くて、結構多くの人がローゼンを知ってる、ということでやったような。実際岡湊神社の宮司さんはローゼンの事をよく知ってらっしゃったみたいで、だからこそ神社境内でのコスプレが可能になったんでしょう。 私はこれまで、芦屋の場所と名前は知っていましたけど、精々「自衛隊基地がある場所」程度の認識で、もちろん人形感謝祭なんて知りませんでした。でも今回で、芦屋の知らなかった事を沢山知る事が出来ました。だからキャラクターにローゼンを採用する事にした人にはホントに感謝しています。 日本には多くの町があって、多くの祭がある。けれどもその町には名前すら知られていない所だって沢山あるのです(地理好きの私ですら福岡県内の全自治体の名前を言えるか自身が無い)。祭も色々な歴史があって、他には無い珍しいものが沢山あるはずなんですよね。でもそれも知られていないものが多い。 …だから。 祭のキャラクターにアニメキャラ使ったっていいじゃ無いですか!自治体のウェブサイトに萌えキャラ使ったっていいじゃ無いですか!地元出身のラノベ作家の展示会やったっていいじゃ無いですか!地元が舞台のアニメ・漫画作品のツアーやってもいいはず…。 なんにせよ、その場所や祭を知ってもらう事には変わりは無いのだから。 最後に今回のイベントのスタッフの方々へ、本当にお疲れさまでした。 | |
著 者 紹 介 | D.Na - でぃ・えぬえい 当サイト「九州電波通」の管理人。 ちなみにこの芦屋町に行った時はタミヤのTシャツ着てました。参加された方は「ああアレがこのレポート書いた奴か」と思って下さい。なんか思い返すとイタイ行動してた気がして胃がチクチクなのです。 |
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