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福岡エクセル紀行 文・D.Na、写真・機戦鎧獣
 福岡県福岡市。そこは六道神士作「エクセル・サーガ」(少年画報社)の舞台そのものである。これはそのことを全世界に発信すべく行った調査の報告書である…。ちなみにずっと放置されていたのを気が向いて編集したので取材自体は2001年になされたものだったりする。
 なお撮影は機戦鎧獣が担当した。D.Naはアングル探しなどに協力し、この文章を担当している。
 正午に福岡市から南方面にあるM駅で機戦と待ち合わせ、その足で博多駅まで向かいます。電車の中で私が取り出した漫画はエクセルでは無くて、某学内サークルの先輩の本であったりします…(笑)。

 博多駅に着いて、まずどこに行こうか話し合ったところ、まずは近場のキャナルシティ博多へ行くことになりました。徒歩でしばらくてけてけと歩くと、特徴ある色彩の曲面ビルが見えてきました。とりあえずはそこを無視して、六本松初登場の回に出た歩道橋を撮ります。ちなみにこの歩道橋はキャナルシティと川端通商店街を結ぶものです。その後キャナルシティ本体を撮りました。このあたりは日和子が出て来る回に出ていますね。ハっちゃんと日和子かかえて走ったり階段のぼったり…。

 その後グランドハイアットホテル福岡(これもキャナルシティ博多の一部)を撮ろうとしてみたのですが、なんか手前に樹が写ってしまいます。この場所では無さそう、というか高い位置からとってるみたいんなんだよなぁ…。元のコマには雪印の看板が写って…ああ、あそこのとんがった形のビルが写ってるな、と反対側に目を向けた所…その奥に見えたものは、アクロス福岡。…ああっ!!そうか、アクロス福岡のステップガーデンから撮ったんだ!…ということで、次なる目標はアクロス福岡になりました…。

 歩き歩いてアクロスへ。そういえば作品中ではアクロス福岡が背景に使われた所は無いんですよね。さて、ステップガーデンをのぼります。登る途中、警備員さんとすれ違ってびくっとしたり…。登り登って…ああ、ここだ!というばっちり同じアングルで写真が撮れました。登り疲れたよ〜。

 さて、先ほどから気になっていたのが「市街安全保障局ではないか」と思われる疑惑ビル。なにやら雰囲気が似てたんですよ。んで、近寄ってみると…なんだ、違うやん。しゃあない、他のトコ撮影に行こ。と、振り返ると丁度エルガーラが見えました。…あれ?エルガーラと大丸のビルの接してる角度…駆け足で近付いて行くと…わあ!ここが市街環境安全保障局ですか!しかし…気付かないはずです。なぜなら作品中では意図的にエルガーラのてっぺんにある円錐上のものを省いて描いてありますから…。
 そう、エルガーラも出てるのでそのアングルからも撮りました

 ここからはイムズも見えるので撮影して…あの有名な場面を…。
 天神に行ったことある人なら分かると思いますが、1巻の冒頭「そう!ここは某都市某所!」のアングルを撮りに行きたいのですが…このアングルは最早見ることが出来ないのです。間にある天神愛眼ビルが建て変わってコアの看板を見えなくしてしまいました。その証拠写真を撮影
 ついでにコアのロゴが見える場所からも撮ってみました

 次はどこに行くかなぁ…そうだ!岩田屋Zサイドに行きましょう。2巻の冒頭の「─私はこの街が好きだ」の場所です。その前にフィルムが無いので買いに生きました。ソラリアターミナル内のカメラのドイ。このビルは1巻でエクセルが路上警備のバイトをしてたビルだと思うのですが…、完成した今となっては確認できませんね…残念。
 さてソラリアプラザとソラリア西鉄ホテルを抜けて、Zサイドへ。機戦が撮影開始〜カシャ。と、警備員さんがこちらにやってきて「岩田屋の関係者ですか?」と。「いえ違いますけど…」「ここは撮影禁止になってますので…」うぎゃー!結局1枚撮影しただけで終わりました。フィルムを没収されなかっただけでも良しとしましょう…。しかし、何故撮影禁止?やっぱりこの街には知られていない秘密が…(汗)。

 さて…腹減ったので昼飯食いに行くことになりました。新天町のマクド(マックという略称も使うが、マクドの方が好き)。新天町のアーケードの所がアニメ版オープニングに出ていますが、うちらは漫画版に徹すると言うことで撮影せず。見たい人は実際に福岡に来ましょう〜。
 平日半額のハンバーガー3つ+コーラSという取り合わせで食いながら、今後行く場所について話し合い。その結果、旧資料館跡を撮ってから福岡ドームなどのある百道地区に行くことになりました。

 旧資料館跡…といいましたが、実際には「赤煉瓦文化館」と言う名前です。電話ボックスで場所を確認して、レッツゴー。道をゆく途中、「綾杉駐車場」を撮影…と、その下に「清酒 綾杉」という看板が…いや、このビル自体が「綾杉ビル」のようで…。誰かの名字なんですかね…。
 さらにしばらく歩いて、赤煉瓦文化館。ここは軽く撮影して、さて百道へ…と!?あそこに見えるは作品中にも出てきた看板だ。中州の看板群の中の一つ、ウィスキーとDODAの広告が入ってる奴です。近付くと…あれ、隣の建物…「エクセルホテル東急」だー!撮影、撮影っ。こうなるとイルパラッツォも見つけたくなります。電話ボックスで電話帳を…あー、おじさんが長電話してる…。仕方が無いんで捜しまわった挙げ句アクロス福岡内の電話台で確認、逆戻り〜。見つけました…って、ここはキャナルからアクロスへ向かう途中に通った所やんけ…。何か疲れが…あう〜。

 さて、そこらのバスに飛び乗って百道へ行きたい所ですが、ここの通りからは百道へ直通のバスは無いし、バスより歩行者の方が速いような渋滞っぷり。福岡の交通事情はお世辞にも良いものとは言えません。結局徒歩で天神まで戻ってきました…。
 天神より都市高速経由・のこ渡船場行きに乗って、福岡ドーム前にで降車。ここはつい先日1月28日のコミックネットワークで来たばっかりの場所です。そのとき私はコゲのある某宇宙人(…某セブンの12話と言えばお解りでしょうか…)のコスプレを見かけ、もしや…と思ったら中身はやはり機戦“スペル”鎧獣だったのでありました。しかし、ドームでイベントが行われる度に「ああ、ホークスの本拠地が陵辱されてる!」とファンクラブ会員であるD.Naは思ってしまいます…ダメですか?
 閑話休題…ドームの西側をシーホーク方面に歩いて行きます。と、あちらに見える橋は作品中に出てますな。撮影〜。それと、このあたりからシーホークとドームを同時に撮ったカットがあるんですけど…ああ、あの橋の上から撮ったみたいですね。歩行者専用の、恐らくローマの水道橋をイメージして作ったらしい橋の上です。このあたりは変な建造物がたくさんあります。撮影後、徒歩で福岡タワーへ向かう途中謎っぽいピンクのプードルっぽい物体を見かけたり…(笑)。
 さてもう少しでタワーだ…あれ?あのビルのデザインどこかで見かけた気が…単行本チェック〜ああ!蒲腐が自己紹介の登場をミスって机に激突して病院送りになった所だ!…そういえばこの取材中、やたら救急車を見かけましたが…まさか顔に傷のある俗物医者の所に送られたり…してませんよね?(笑)
 そう、この建物はTNC放送会館、テレビ西日本の放送局です。う〜ん、市街環境安全保障局絡みの建物って「西日本」つながりなんですかね…?

 だんだん日が傾いています…、急がないと撮影不可能になってしまいます。次は市立博物館へ。ん〜っと、なんだろうこの三角形の物体は…あ、あそこにあるやつだ!で、移動してみますと…うわ、どんぴしゃ。なんだか優越感です。ここからは福岡タワーが綺麗に見えます福岡タワーって一度しか登ったこと無いんですよね…
 と、ここで突然ですが下水道に侵入!くねくねと通ってアクロス秘密基地に近付いたかと思ったらいきなりの鉄砲水で流され、流れ着いた所は百道浜の人工海浜でした(笑)。あ、揚力。

 さて予定の撮影も終わったし、バス停へ行き、それらしきバスに乗ってみると、そのバスは博多駅には行かないバスとのこと。しまったー!しかし運転手さんは、次のシーホーク前で運賃を払うこと無く降ろして下さいました。発車する時に2人で頭下げまくってました…ありがとうございます!
 次のバス…あ、これは都市高速通らないやつだ…まぁいいや、途中六本松通るし(笑)。バスの中で疲れがどっと出てきて、2人とも眠っていました。考えてみれば相当歩いたよなぁ。博多駅前でバスから下車して、JRで帰宅の途についたのでした…。

  −次回予告−
 これで終わりと思っちゃ困るエクセル紀行、まだまだゆかりの場所はあるんです。
 今回メジャーな所を回ったので重箱の隅を突つく感じになるんですが…。
 某Q産大前の郵便局とか…え、部室内に仁之丞さんのナコ同人?見てみたいなぁ…(謎)。
 次回「どこが元ネタ?『松屋』『美咲』」「目と鼻の先の四王寺・五条」「ゲート前で不穏当発言」の3本でお送りします。じゃ〜んけ〜ん…やらんって。

補足
・文章は文頭の「ちなみに…」の部分とこの補足以外は2001年に書かれたそのままにしました。
・「エクセルサーガ」作品中のページと近いアングルで撮った写真はファイル名で元ページを示しています。例えば「19-2p83.jpg」ならば2巻の83ページといった具合です。先頭の「19」はただの通し番号です。
作 者 紹 介D.Na - でぃ・えぬえい
九州でじこ隊の謎人物。地元ネタのある漫画が大好きである。当然エクセルも好き。
趣味は猫耳・巫女・メイド・ロリ、最近はショタにも手を出し始めた(汗)。
デザイン学科で学んではいるはずだが、授業に出て無いことが多い(ォィ)。
機戦鎧獣 - きせんがいじゅう
D.Naの漫研での友人。写真学科で学んでいて、今回も撮影を担当している。
特撮への造詣が非常に深く、D.Naとはかなり違う趣味なのだが、不思議と話が合う。
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