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漫画「スケッチブック」エトセトラ
 激しく福岡な4コマ漫画の「スケッチブック」(小箱とたん/マッグガーデン)に出てくるアレやコレやを考察してみたり。
「スケッチブック」とは。
 コミックブレイド(マッグガーデン)にて連載中の4コマ漫画であります。
 作者は小箱とたん氏。
 2005年12月現在、単行本は1巻と2巻が発売されています。表紙を見た感じではそれっぽくないのですが、4コマ漫画なのです。
 まったりとしたノリと地元福岡ネタ盛り沢山な所が筆者のお気に入りであります。

単行本からいろいろと。
 「スケッチブック」の単行本から地元ネタやら美術ネタやら気になった点をピックアップしてみます。考察、といっても原典を忠実に考え過ぎて変な結論に達するのも嫌なのでほどほどにしております。なお記載順は大体単行本のページ順であります。
 表紙・p1〜31 p31〜60 p61〜90 p91〜120 p121〜

●表紙・中表紙
 麦わら帽子にステンレス水筒、リュックサック、そしてスケッチブック。準備万端な姿ですな。手に持ったスケッチブックも最大公約数的なスタイルでいい感じ。
これ以上拡大できない酷い写真。●志免炭坑(p6)
 ここで空がスケッチしているのは志免鉱業所跡地にある立坑櫓です。数回車窓より見た事があるのですが、周りの道が整備されている中にぽつんと建っている姿は異様で、なかなか迫力があります。
●手すり(p7)
 背景の窓枠を見ると、落下防止用の手すりが。
●蛇口(p20)
 美術室といえばこの形の蛇口。きっと流しはステンレス製。そして絵の具で染まったカラフルなぼろ雑巾やら誰かが忘れてったパレットや筆が放置してあるはず。
●ねりゴム(p27)
 これは物凄い勢いで同意してしまう内容。あの感触はいいね…。
●石膏像(p28)
 物凄い高いらしいですよ、アレ…。ただ型とっただけなのにねぇ。
●ドアにご注意下さい(p33)
 福岡都市圏でカニのイラストの描かれたステッカーを使っているのは福岡市営地下鉄だけだったはず。しかもこの絵に描かれているのはちょっと前のもので、現在は日・英・中・韓の4ヵ国語入りでカニのイラストが小さくなっています。…しかし、ここで問題なのは車輌が戸袋窓付きであるという事。多分作者の中でJRの車輌と地下鉄の車輌が混じった物と思われます。
 車体塗色から見ると、地下鉄の車輌(銀地に青)か、JR九州の普通列車標準色(白もしくは銀地に青)か、西鉄電車(水色地に赤)かな…。全体的な所からするとJRの415系1500番台あたりの気がします。
●絵の具チューブ(p35)
 あれは画材メーカーの陰謀だと思うのだがどうか。でも破れないようにとプラスチックで作ると、残り少ない時に出しにくいんですよね…。
●バス(p36)
 激しく西鉄バス。カラーリング、西工ボディっぽい車体、そして行先の表示の仕方まで!ちなみに「原田橋」は「はるだばし」と読みます。実際には原田橋行のバスは[32]か[34]系統なんですが、それ以外はほぼ正確な描写です。
●木炭(p36)
 芯抜きは楽しいね…芯抜きだけは。木炭は嫌い。
●デスケル(p37)
 私は持って無いのですが、持ってたとしたらここで空がやってるようなことしかしない気がする。
●花しょうぶ(p46)
 福岡市近郊で花しょうぶといえば、太宰府天満宮かな…。
●本(p48)
 多分十中八九「赤地に白文字」。古本屋じゃなさげ。
●油絵(p56)
 私はほとんどやった事が無いのですが、あれはホントにメンドいらしいです。
●将棋(p57)
 廻り将棋か…。
東京ドーム(p60)
 福岡ドームができた頃は「福岡ドーム何個分」の表現も結構ありましたけど、今じゃ九州以外じゃ使いませんよね。で、具体的に東京ドームと福岡ドームとがどの位容積・面積が違うのか、生粋の福岡人の筆者に説明して下さい。
●バス停(p68)
 物凄い正確な描写です。バス停名を長円で囲んだ路線系統図、半円のバス停の看板、時刻表。360円から160円って、小一時間は歩いたのでは…スゲェよ葉月たん。ちなみに160円は西鉄バスの都心部以外の初乗り運賃です。
●スーパー(p72)
 ほんの少ししか描かれて無いけど、この看板はマルキョウ以外あり得ないと思います。
●教室の窓(p72)
 8分割って…かなり古い校舎っぽいです。多分サッシじゃ無くて木枠。
●電車車内(p74)
 やっぱり戸袋窓付き。そしてロングシートの端が手すり+仕切板のコンボ。ぱっと見はJR九州の415系、特に1500番台の雰囲気。
●メジャー(p75)
 ◆いろいろなものの ながさが わかった。
●天気予報(p77)
 書き文字と「昔からずっと同じ音楽」ということから考えると、TNC(テレビ西日本)の天気予報だと思います。曲を文字で書くと「チャラ チャチャ チャッチャラ チャチャ チャッチャラ チャチャ チャッチャラ チャチャンチャ (ここからドラムがダン・ダンと)チャッチャラ チャチャ チャッチャラ チャチャ チャッチャラ チャチャ チャッチャラ チャチャンチャ (中略) ペペペペー ペペペプー ペーペーペーペーポープー」こんな感じ。
  …えーとこれじゃわけわからんですな。曲のタイトルは「FANTASTIC VISION」といい、TM Network(懐かしい…)がTNCの為に書き下ろした曲と云われています。ちなみにこの曲の歌詞付のバージョンは「CHILDHOOD'S END」というアルバムに入ってるそうなので探してみるのも一興かと。
 昔は漫画に出てるように地図が表示される天気予報(これがまた晴の太陽の表現が独特なんだ)だったのですが、今はVTRに乗せて文字だけが出る天気予報しか見かけませんね…。
●チャリ(p80)
 後ろに荷台付き。最近は後ろの荷台はオプション装備である事がほとんどなので、おそらく学校で荷台付けるように指導れてるのでは。…筆者の通ってた学校がそんな感じだったので…。「荷前禁止」とか。
●水入れ(p85)
 直方体を二分してあるタイプ。結構メジャーな物ですね。
●カンタン(p90)
 ふゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるうるるるるるるるるるるるるるる
●シャーペン(p95)
 シャーペンで絵を描くとは、なんか美術部っぽくないなぁと思ってしまうのは筆者だけ?
●棚(p98)
 あー、美術室にはこんな感じの棚ありましたな。で、必ず「これ何年前の生徒?」って感じの作品が放置してあるの。
●雪(p107)
 福岡では雪が降ると大騒ぎ。数センチ積もっただけで都心の交通が麻痺しかけるという…情けなや。
 ちなみに積雪量は地域によって差があって、日本海に近い北九州や、山あいの筑豊地方は福岡よりもっと降るらしいです。
●福岡タワー(p118)
 これつくるのなかなか難易度高そうだ。
●手すり(p123)
 74ページと同じく通学の電車内なのですが、ちょっと造作が違っています。戸袋窓が無くて広告枠があって、ロングシート端の手すりがカーブを描いています。まあこれは作画上の都合だと思います(夏海の顔がある部分の背景がごちゃごちゃしてるのはマズい)。
 一応ねちねちと考察してみると、こんなカーブを描いている手すりは西鉄宮地岳線の旧型車(300形、313形)か、西鉄大牟田線の今は無き1000系とかですね。…全体的なところを見ると西鉄っぽい。
●ねりゴム(p126)
 アレは造形に最適。
●開放厳禁(p134)
 …これ、筆者も中学くらいまで同じように思ってましたよ…。
●なごり雪(p135)
 ホントに3分なのかなぁ。今度アンコーさんの番組あたりでかかったら検証してみようっと。→かかったけど、どうも3分には足りないような…2コーラスまで歌うのかなぁ…。
●鉛筆(p140)
 これ筆者もやった事あります。やっぱり数秒で自爆しました。

以下執筆中
方言とか。

 
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